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ビザの申請に必要な住居の証明とは?滞在先別・有効な書類の種類チャート

チェコにおける住居の証明についての詳細

住居の証明(チェコ:Doklad o ubytování、英:Proof of accommodation)とは、チェコ国内に滞在先があることを公的に証明するための書類で、チェコの長期滞在ビザや在留許可申請時には必ず提出する必要があります。

ですが初めてのビザの申請、もしくはまだ慣れていないうちは、どんな書類であれば受け付けてもらえるのかわかりませんよね。

この記事では、滞在先の種類ごとに必要・有効な住居の証明を解説します。

※2020年1月1日より移民局窓口でのコピー作成が廃止されました。
そのため、ビザや滞在許可の申請で賃貸契約書の原本を提出してしまうと返してもらえなくなりました。
申請後も原本が必要となる書類については、必ず公証コピーを準備するようにしましょう。

住居の証明(Proof of accommodation)とは?

住居の証明とはチェコ滞在中に住む場所が確保されていることを証明するための書類で、基本的に以下書類が該当します。

  • 賃貸契約書
  • 物件オーナーによる公証署名付き滞在同意書
  • 賃貸契約書の公証コピー+筆頭契約者による公証署名付き滞在同意書
  • 学生寮などの入寮確約書

ビザ・滞在許可申請以外にも、引越しした際には住所変更の手続きで必要になるため、お部屋探しの際には住居の証明を発行してもらえるかどうか、忘れずにご確認ください。

賃貸契約書

不動産屋や移住サポートエージェント、また現地で勤務予定の会社を通じて物件を借りる場合、必ず賃貸契約書を交わすことになります。
この賃貸契約書の原本、または公証コピーが住居の証明として利用できます。

注意事項として、契約書には契約者だけでなく同居する全員の情報が記載されている必要があります。
たとえば家族でチェコに移住する場合、筆頭契約者だけでなく、同居する伴侶や子供の情報もきちんと載せてもらえるように依頼しましょう。

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物件オーナーによる滞在同意書

Proof of Accommodation(住居の証明)

ルームシェアや知り合い、パートナー、もしくは家族の家に滞在する場合、その物件のオーナーに滞在同意書を書いてもらう必要があります。
フォーマットはチェコ内務省の住居の証明ページ最下部からWord文書にてダウンロードすることができます。

ここでの注意点は、以下の2点。

  • 物件の持ち主全員の署名が必要
     ⇒共同所有物件の場合、所有者全員に書いてもらわなければならない
  • 署名は公証署名でなければならない
     ⇒公証役場や公証人による署名の認証が必要

この書類は物件オーナーの個人情報や詳細な物件情報の記入が必須となるため、内容の大半を物件オーナーに記入してもらいましょう。
自分で書類を準備する場合は、cizinciの以下の項目を入力・記入しておくといいでしょう。

  • 氏名(名前・名字の順)
  • 生年月日(日/月/年)
  • 国籍
  • パスポート番号

署名の認証は、公証人に依頼する以外にもČeská pošta(チェコ郵便)のCzechPoint窓口で可能です。
CzechPointで署名認証をする場合、必要なものは記入済み・未署名の書類、身分証明書、手数料(30czk)です。
オーナーの手間を省くためにも、事前に判明している情報(初回であれば自分の情報のみ、2回目以降はオーナーの情報も)を記入した書類と手数料を準備しておくといいでしょう。

サブレット(又貸し)の場合

複数部屋あるアパートや一戸建てを賃貸契約している人が、使用していない部屋を他の人に又貸しする場合、筆頭契約者名義で発行された滞在同意書と、賃貸契約書の公証コピーを揃えることでも住居の証明と認められます。
賃貸契約書がチェコ語であればチェコ郵便のCzechPoint窓口で公証コピーを入手できます。賃貸契約書がチェコ語以外の場合は、公証翻訳者翻訳に翻訳と公証コピーの作成を依頼するといいでしょう。

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学生寮などの予約票

チェコに留学する留学生の場合、渡航直後は学生寮に滞在するケースが多いのではないでしょうか?

学生寮に滞在する場合、入寮予約完了後に送付される入寮予約票が住居の証明として使えます。
寮の契約期間は長期滞在ビザの有効期間である半年以上がベターですが、最初の数か月のみの契約でも可です。

滞在先別・必要な書類チャート

ここからは、滞在先と滞在形式に合わせてどんな書類が有効なのかを、事例別で解説していきます。
なるべく現実的かつ実用的な例を挙げていますので、ぜひ参考にしてください。

一軒家やアパートを借りる場合⇒賃貸契約書の原本・公証付きコピー

現地の不動産業や会社、エージェントを通じて賃貸物件を借りる場合は、賃貸契約書の原本を提出しましょう。
注意点はとしては契約書のコピーではなく原本、もしくは公証付きコピーを提出するという点。
手元に契約書の原本を残しておきたい場合は、初めから契約書を複数用意してもらうか、公証付きコピーを準備するようにしましょう。

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フラットシェアで滞在する場合⇒物件オーナーによる滞在同意書、もしくは賃貸契約書の公証コピー+筆頭契約者による滞在同意書

一軒家やアパートのシェアルームに滞在する場合、物件オーナーよる滞在同意書、もしくは賃貸契約書の公証コピーと契約名義者による滞在同意書が必要です。

チェコ人向けのシェアメイト募集の場合、募集主が外国人はビザ・滞在許可申請や住所登録のために、滞在同意書が必要であることを知らないケースや、フラットシェアで人の出入りが激しい場合、賃貸契約を結んだ人が引っ越してしまってもういない、というケースもあります。

入居が決まってから「住居の証明は出せません」と言われてしまっては大問題ですよね。
そのためシェアメイト募集記事などに応募する際には、必ず住居の証明をもらえるかどうかに確認しましょう。

家族や友人と同居する場合⇒賃貸契約書、滞在同意書、 賃貸契約書の公証コピー+筆頭契約者による滞在同意書

家族や友人と同居する場合もシェアルームに滞在する場合、状況に合わせて賃貸契約書、もしくは物件オーナーによる滞在同意書が必要となります。

まず、住む場所が同居人、もしくはその家族の所有物件であれば滞在同意書を発行してもらえばOKです。
賃貸物件の場合は賃貸契約を更新する滞在同意書を発行してもらう賃貸契約の公証コピー+筆頭契約者による滞在同意書の発行のいずれかで対応しましょう。

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学生寮に滞在する場合⇒寮の予約票

留学先の学校を通して学生寮を手配した場合は、寮の予約票が滞在先の証明となります。
予約には滞在費の支払いが必要ですが、国際送金の場合は送金や入金確認に時間がかかるため、早めに手配を始めましょう。

ホテル・ホステル・Airbnbに仮滞在する場合⇒予約票

筆者の友人の経験談ですが、どうしてもチェコ渡航後の滞在先が見つからずホテルやホステル、Airbnbなどに仮滞在する場合は、その旨を事前に申請先チェコ大使館に伝えた上で、予約票を提出することで受け付けてもらえることもあるようです。

ただしこれは本当に最後の手段であり、住居の証明として認められない可能性があります。
どうしても住む場所が見つからなかった、という場合、事前にチェコ大使館の領事部に状況を説明し、相談してみることをおすすめします。

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おわりに

チェコのビザ申請には独特な書類の提出を求められることがありますが、住居の証明はその中でも最たるものではないでしょうか?
一度どんな書類が必要となるのかを理解すれば手配や準備は難しいものではありませんが、物件オーナーやシェアメイトの募集者がチェコ人の場合、外国人受け入れに必要な手続きを知らないということが多いです。

申請手続きギリギリのタイミングで「必要な書類が入手できない!」と慌てないためにも、問い合わせの段階からどんな書類が必要になるのかをきちんと伝えるようにしましょう。

ヒサノアスカ
アメリカ語学留学、オーストラリア&カナダワーホリ、デンマーク留学ののち、チェコ語学留学から現地採用を経て、5年以上の継続滞在によりチェコ永住権を自力で取得。
現在はプラハでフリーランスとして活動する傍ら、海外移住・旅行情報発信ブログa-h.workおよび当チェコポータルを運営中。