DPPは2月24日より、2週間にわたってT2型トラムの試験運転をプラハ市内で実施。その後3月より23番線にて運用が開始されます。
このT2型トラムは1955年から1962年の間、チェコのテトラ社によって製造された象徴的な車体で、30年にわたってチェコとスロバキアにて活躍。
しかし残念なことに、車体幅が広めなT2型のデザインは製造地であるプラハでは主流にならず、プラハでの運用は1964年で終わりを迎えました。
けれど50年以上の時を経て、T2型トラムがプラハの街に戻ってくることになったのです。
プラハの公共交通機関であるDPPは、2018年に廃車とされたもののまだ運用可能な2台のT2型車両をリベレツ市から購入、実用化に向けて大規模な修復を行いました。
T2型トラムは2月21日にメディアに向けての、また22日にはStřešovice基地にて一般へのお披露目されました。
T2型トラムは、現在T3型トラムが走っている23番線にて運用予定。この23番線には、プラハ城、Malostranská、Újezd、国民劇場、カレル広場、I.P. Pavlovaが含まれ、主にプラハの中心地を巡る路線です。
今週から始まる2週間の試験運転で問題がなければ、3月7日・8日から実際に乗車可能。すでに非接触式券売機も設置されており、プラハの公共交通機関の一部として活用される準備は整っているようです。
今回購入・修復されたT2型トラムは1959年にプラハで製造され、オストラバに輸送後1996年まで活躍していました。その後リベレツ市に引き取られ、でさらに22年間運用されました。
製造されてから60年以上になるT2型トラムたちの、生まれ故郷であるプラハの地での活躍が楽しみです。
Expats.cz: After 56 years, Prague brings historic T2 trams back to the city’s streets
https://news.expats.cz/prague-metro/after-56-years-prague-brings-historic-t2-trams-back-to-the-citys-streets/
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