2020年3月12日にコロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言以前より、交通機関利用による感染拡大を少しでも抑えるべく、各地の交通局は様々な取り組みをしていまます。
この記事では現時点での各交通機関による制限や対策等をまとめています。
各地共通の対策・取り組み
交通機関利用中のマスク・スカーフ等の着用義務
交通機関利用中は常にマスクやスカーフ等で鼻と口を覆わなければなりません。
違反している場合、乗車拒否を受ける可能性がありますのでご注意ください。
⇒3月9日0時以降、外出時は常にマスク・スカーフ等の着用が義務付けられます(3/18 発表)
バス利用時の注意事項
各交通局におけるバス利用時の制限として、以下の共通対策が取られています
- 運転手側のドア(1番前のドア)の使用禁止
- 運転手エリアへの立ち入り、また運転手からの乗車券購入禁止
トラムやメトロと違い、バスの運転手席は乗客とのやり取りのため密室にはなっていません。
バスの運転手への感染を防ぐための対策ですので、乗車券の事前購入や2番目以降のドアの利用を心掛けてください。
始発・終点・車庫等での除菌対応
乗客への感染対策として、各車両が始発駅・終点駅、また車庫に入るたびに車内の一斉除菌が行われているようです。
より確実に除菌するためとダイヤを乱さない対応として、各交通局はホリデーダイヤでの運行へと順次切り替えを行っています。
交通機関を利用する外出時は、必ず事前に最新のダイヤをチェックしましょう。
プラハ(DPP、PID)
メトロ・トラム・バスのすべての駅・停留所での停車およびドアの自動開閉
車両のボタンに触れることによる感染拡大を防ぐため、トラムとバスの全停留所停車、およびメトロ・トラム・バスの各停留所でドアが自動開閉されます。
ダイヤに影響が出にくいメトロとトラムについては早くから施行されていたものの、ダイヤの乱れが予想されたバスについては停車ボタンやドアの開閉ボタンの使用を余儀なくされていました。
ですが、とうとうバスでもノータッチでの利用が可能となったようです。
空調機器の使用停止
空気の循環による感染の可能性を抑えるため、メトロやトラム、バスなどで使用されている車内空調機器の使用を停止しています。
車内の空気の入れ替えは、駅や停留所で停車した際のドアの開閉で賄われるそうです。
夜間のバスおよびAEバスの運行制限
3月17日より、以下のバス路線において、22:30以降の運行が一時的に停止されます。
101, 108, 110, 115, 116, 117, 121, 124, 130, 138, 143, 147, 149, 151, 153, 155, 158, 160, 164, 165, 168, 169, 170 , 172, 175, 185, 199, 202, 203, 204, 208, 209, 224, 228, 236, 240, 246, 247
他の路線においても夜間の運行本数は大幅に減らされるとのことなので、夜間にどうしても外出しなければならない場合は、必ず事前に時刻表をご確認ください。
また、プラハ空港とプラハ中央駅を結ぶAE縁も一時的に運休となっています。
ブルノ(IDS JMK)
すべての停留所での停車およびドアの自動開閉
車両のボタンに触れることによる感染拡大を防ぐため、トラムとバスは全停留所で停車します。
また、運転手席からドアの開閉を操作できる場合は、すべてのドアが自動で開閉されます。
オロモウツ(DPMO)
乗車券販売所の縮小
中央駅およびLegionářskáの券売所は、1つの窓口でのみ対応となります。
ターボル(COMETT PLUS)
バスの運転手側のドアの使用禁止および無料でのバス利用
3月13日より、運転手への感染の可能性を少しでも減らすべく、運転手席横のドアの使用が禁止されています。
また、3月17日0時~3月24日6時までは運転手との接触が禁止されて乗車券の購入もできなくなるため、ターボル郊外のバスにおいて運賃が実質無料となります。
チェスケー・ブジェヨヴィツェ(DPMCB)
ナイトライン53、59の運休
3月13日より、ナイトライン53と59が運休となっています。
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